個人事業主は開業1年目が一番危険と言われる理由
個人事業主として開業すると、多くの人がこう思います。
「これから自由に仕事ができる」
「頑張れば収入も増える」
「自分の力でやっていける」
実際、開業した直後はやる気もありますし、期待も大きいです。
しかし、現実としてよく言われるのが
「開業1年目が一番危険」
という話です。
これは決して脅しではありません。
実際、多くの事業が
最初の1〜2年で厳しい状況になる
と言われています。
理由はシンプルです。
開業した直後は
想像していたよりお金が残らない
からです。
売上は思ったほど安定しない。
でも固定費は必ず出ていく。
このギャップに苦しむ人が多いのです。
開業1年目で多くの人が苦しくなる3つの理由
開業1年目に経営が苦しくなる理由はいくつかあります。
その中でも特に多いのが、次の3つです。
売上が安定しない
開業したばかりの頃は、売上が安定しません。
どれだけ準備していても、
- 認知がまだない
- お客さんが定着していない
- リピーターが少ない
という状態だからです。
開業前は
「このくらいは売れるだろう」
と考えていた売上でも、実際にはそこまで届かないことも多いです。
売上の波が大きいのが、開業初期の特徴です。
固定費は開業した瞬間から発生する
売上が少なくても、
固定費は必ず発生します。
例えば
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- 材料費
- リース費用
- 借入の返済
これらは売上に関係なく出ていきます。
つまり、売上が少ない月でも
支払いは待ってくれない
のです。
税金の準備を忘れている
意外と多いのが、
税金の準備不足
です。
個人事業主は、
- 所得税
- 住民税
- 個人事業税
などが発生します。
売上が増えてきたタイミングで
「こんなに税金がかかるの?」
と驚く人も多いです。
この税金を考えていないと、資金繰りが一気に苦しくなります。
私が美容室開業1年目で感じた現実
私が美容室を開業した時も、最初の1年は本当に大変でした。
開業資金は約900万円。
そのうち
- 内装や設備で約500万円
- 敷金で約160万円
- 広告費30万円
- 材料など50万円
かなりお金をかけてスタートしました。
当時は
「これだけ準備すれば大丈夫」
と思っていました。
でも実際には、
想像以上にお金は減っていきました。
家賃だけで約20万円。
売上が思ったより伸びない月でも、支払いは変わりません。
この固定費の重さが、後々かなり大きな負担になりました。
開業1年目で生き残る人の共通点
開業1年目を乗り越える人には、いくつか共通点があります。
固定費を低く抑えている
まず大きいのが
固定費の軽さ
です。
固定費が低いと、
売上が少ない月でも耐えられます。
逆に固定費が重いと、売上が少しズレただけで資金ショートに近づきます。
私の場合、家賃が高かったことは大きな反省点でした。
売上より資金を見ている
もう一つ大事なのが
売上ではなく資金を見ること
です。
売上があるから安心。
これは実は危険です。
大事なのは
- いくら残るのか
- いつお金が出ていくのか
- 何ヶ月耐えられるのか
こういった資金の流れです。
これを見ている人は、危険なタイミングに早く気づけます。
無理な投資をしていない
開業すると
- 内装
- 設備
- 広告
など、いろいろやりたくなります。
でも生き残る人は
最初からお金を使いすぎない
傾向があります。
小さく始めて、
様子を見ながら
少しずつ投資する。
この考え方はかなり重要です。
開業1年目で一番大事なのはお金の流れを把握すること
開業1年目で一番大事なのは
お金の流れを理解すること
です。
例えば
- 売上はいくらか
- 経費はいくらか
- 利益はいくら残るか
- 来月の支払いはいくらか
これが分からない状態で経営するのは、かなり危険です。
私自身、振り返ると
お金の流れをもっと早く理解していれば
違う判断ができたかもしれないと思います。
経理を仕組み化すると経営はかなり楽になる
お金の管理は大事ですが、
手作業でやるのはかなり大変です。
そこで役に立つのが
会計ソフト
です。
銀行口座やクレジットカードを連携すると、
取引が自動で記録されます。
これによって
- 売上
- 経費
- 利益
がかなり見えやすくなります。
開業初期はやることが多いので、
経理を仕組み化しておくと
かなり楽になります。
まとめ
個人事業主にとって
開業1年目は本当に大事な時期です。
売上が安定しない中で、
固定費や税金の支払いが続くため、
資金管理ができていないと
経営は一気に苦しくなります。
私自身も美容室を開業して、
1年目の資金の重さを痛感しました。
だからこそ、これから開業する人や
開業したばかりの人には、
売上だけでなくお金の流れを見ること
を強くおすすめします。
お金の流れを理解できれば、
経営の判断もかなり変わります。
そしてその管理を楽にする方法の一つが
会計ソフトを使った経理の仕組み化です。
個人事業主として長く事業を続けるためにも、
早い段階で
お金の管理の仕組み
を作っておくことが大切です。
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