美容室を開業した当時、私は「経費」というものを正しく理解していませんでした。
もちろん、材料費や家賃が経費になることは分かっていました。
ですが、それ以外に何が経費になるのかを、ほとんど知らなかったのです。
経費の知識がないまま経営を続けた結果、確定申告の時に初めて「こんなものも経費にできたのか」と気づくことが何度もありました。
もし最初から知っていれば、もっと手元にお金を残すことができたはずです。
経費を知らないということは、それだけで損をしているのと同じでした。
美容室経営で実際に経費になる主なもの
私が美容室を経営していた時、実際に経費として計上できたものをまとめます。
材料費
・シャンプー
・カラー剤
・トリートメント
・パーマ液
これは分かりやすい経費です。
売上に直接関係する支出です。
消耗品費
・タオル
・クロス
・手袋
・清掃用品
こうした細かいものも、すべて経費になります。
当時は「これは経費になるのか?」と悩みながら仕訳をしていました。
備品・設備
・シャンプー台
・椅子
・レジ
高額なものは一度に経費にならず、「減価償却」という形になります。
ただし30万以内の
・ドライヤー
・アイロン
・トリマー
など少額なものは消耗品費として計上していきます。
これも当時の私は理解するのにかなり苦労しました。
通信費
・スマートフォン代
・インターネット代
事業で使っている部分は経費になります。
広告費
・チラシ
・名刺
・広告掲載費
これは集客に直結する重要な経費です。
今思えば、もっと広告費を使うべきだったとも感じています。
経費を理解していなかったことで起きた現実
経費の知識が不十分だったことで、私は確定申告の時に非常に苦労しました。
大量の領収書を前に、
これは経費になるのか
ならないのか
一つ一つ調べながら仕訳をしていました。
この作業は本当に大変でした。
営業後の疲れた状態で、何時間もかけて入力を続ける日々。
いわゆる「仕訳地獄」です。
そして、さらに大きな問題は税金でした。
経費を正しく把握していなかったことで、想定よりも多くの税金が発生しました。
税金の通知を見た時の衝撃は、今でも忘れられません。
資金ショートの原因の一つは、間違いなく経費管理の甘さでした。
経費管理を楽にするために必要だったもの
今、経理の仕事をしている立場からはっきり言えることがあります。
それは、
経費管理は「仕組み」で楽になる
ということです。
特に重要なのは、
・会計ソフト
・事業用クレジットカード
この2つです。
クレジットカードで支払いをまとめておけば、利用明細がそのまま記録として残ります。
さらに会計ソフトと連携すれば、仕訳のベースが自動で作られます。
手入力の量が大幅に減ります。
これは本当に大きな違いです。
私はこれを知らなかったことで、膨大な時間と労力を使うことになりました。
経費管理ができるかどうかで、手元に残るお金は変わる
売上が同じでも、
経費管理ができている人と
できていない人では、
最終的に手元に残るお金は変わります。
これは事実です。
経費は単なる「作業」ではなく、
事業を守るための重要な管理です。
私が後悔していること
美容室を開業した当時の自分に伝えたいことがあります。
それは、
「最初から経費管理の環境を整えておけ」
ということです。
経費の知識がないまま経営を続けたことで、
時間も
お金も
精神的な余裕も
失いました。
あの時の後悔は、今でもはっきり覚えています。
経費管理を楽にする具体的な方法
経費管理を楽にするためには、
会計ソフトとクレジットカードを使うことが重要です。
私自身の経験と、現在の経理実務の両方の視点からおすすめできる会計ソフトについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
個人事業主におすすめの会計ソフトはどれ?美容室をつぶした私がfreeeを選ぶ理由【2026年版】
会計ソフトを導入するだけで、経理の負担は本当に変わります。
そして、なぜクレジットカードを使うと経理が楽になるのかは、こちらの記事で詳しく解説しています。
個人事業主はクレジットカードで経費管理すべき?確定申告が楽になる理由
また、個人事業主に本当におすすめできる事業用クレジットカードは、こちらで紹介しています。
個人事業主におすすめの事業用クレジットカード3選【会計ソフト連携】
まとめ|経費を理解することは、自分の事業を守ること
経費を理解することは、
単なる節税のためではありません。
事業を続けていくために必要なことです。
私のように後悔しないためにも、
早い段階で経費管理の環境を整えることをおすすめします。
それは、未来の自分を助けることになります。
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