「忙しいから後でやろう」その判断がすべての始まりだった
美容室を開業してからの毎日は、本当に必死でした。
売上を作ること。
お客様を増やすこと。
目の前の営業を回すことに精一杯で、帳簿をつけることは後回しになっていました。
本当はやらなければいけないと分かっていました。
ですが、
「落ち着いたらまとめてやろう」
そう思ってしまったのです。
これが、後に自分を苦しめることになるとは、この時はまだ想像していませんでした。
気づいた時には、手をつけられない量になっていた
開業して数ヶ月が経った頃、
領収書はファイルの中に溜まり続けていました。
材料費
備品
消耗品
レシートの束を見るたびに、
「やらないといけない」
そう思いながらも、
日々の営業を理由に後回しにしていました。
そして、いざ帳簿をつけようと思った時、
その量を見て、
手が止まりました。
どこから始めればいいのか分からなかったのです。
記憶が曖昧になり、仕訳ができなくなった
時間が経てば経つほど、
その支出が何だったのか思い出せなくなります。
このレシートは何の支払いだったのか。
仕事用だったのか。
それともプライベートだったのか。
判断ができなくなっていました。
本来であれば、
支出したその日に記録すれば済むことです。
ですが、
後回しにしたことで、
何倍もの時間がかかる作業になってしまいました。
帳簿をつけていないことで「今の状態」が分からなかった
帳簿をつけていないということは、
売上
経費
利益
すべてが正確に分からない状態です。
口座の残高だけを見て、
「これだけある」
と思っていました。
ですが、
それは本当の意味での利益ではありませんでした。
支払うべき経費や税金を考えると、
自由に使えるお金ではなかったのです。
この感覚のズレが、
後の資金ショートにつながっていきました。
確定申告の時期が近づき、現実を突きつけられた
確定申告の時期が近づくにつれて、
帳簿をつけなければならない現実から逃げられなくなりました。
溜まった領収書。
終わらない仕訳。
営業が終わった後、
夜遅くまで作業をする日々が続きました。
「なぜもっと早くやらなかったのか」
何度もそう思いました。
ですが、
時間は戻りません。
すべて自分の判断の結果でした。
今、経理の仕事をしていて分かる「後回しにすることの怖さ」
現在、私は車検工場で経理の仕事をしています。
そこで感じるのは、
帳簿は後回しにしてはいけない
ということです。
日々の記録は、
その日に行うから意味があります。
後からまとめてやるものではありません。
会計ソフトを使えば、
日々の記録は自動で積み上がっていきます。
ですが、
手作業ではそうはいきません。
後回しにすればするほど、
負担は増えていきます。
会計ソフトは「帳簿を後回しにしないための仕組み」だった
当時の私は、
会計ソフトを使っていませんでした。
ですが今は、
会計ソフトは、
帳簿を後回しにしないための仕組み
だと感じています。
自動で記録されることで、
後からまとめてやる必要がなくなります。
これは、
実際に後悔したからこそ分かることです。
個人事業主におすすめできる会計ソフトについては、
こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 個人事業主におすすめの会計ソフトはどれ?美容室を潰した私がfreeeを選ぶ理由
クレジットカードを使うことで記録はさらに簡単になる
事業用クレジットカードを使うことで、
支出の履歴は自動で残ります。
これは帳簿管理において大きなメリットになります。
→ 個人事業主におすすめの事業用クレジットカード3選【会計ソフト連携】
まとめ|帳簿を後回しにした代償は大きかった
帳簿を後回しにしたことで、
私は多くの時間と労力を失いました。
そして、
正しい経営判断をすることもできませんでした。
帳簿は、
義務だからやるものではありません。
自分の事業を守るために必要なものです。
これは、
実際に後悔したからこそ言えることです。
これから始める方には、
同じ苦労をしてほしくありません。
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