まず結論
もう一度開業するなら、私なら自分の強みを活かせる小さく始めて大きくできる事業を選ぶ。
インターネットやSNSの普及で私が開業した当時と時代は大きく変わって事業展開も全く変わってきてるからね。
「いやいやあんたは美容室開業して失敗したんだから、そこで学んだ中で変えるんじゃないのかよ?!」
という声が聞こえなくもないので、美容室を閉めた数ある失敗の経験から店舗運営をする場合に私が迷わず変えることを書いていくので参考にして欲しい。
ただ、結論としては上にあげた内容で無店舗経営から始めるなあ。
①共同経営はしない(するなら絶対の決め事をつくる)
私は従兄弟と共同経営をしていい面と、色んな悪い面両方を経験した。
その上でまず、私は今後共同経営はしないと言っておく。
共同経営は悪いのか?というとそうじゃない。ただ、私には合わないという話。
共同経営にも強みはある。
同じ目標に対して、どの従業員も比じゃないほどの熱量で話せる相手はそういないから。
ただし、私が共同経営をして1番難しいと感じたのが意思決定。
どうしても意見が割れる瞬間が出てくるんだよ。
その時の時間のロスとストレスがまあきつい。
ただ、もしあなたが共同経営でいくというのならアドバイスがいくつかあるんだけど、それは共同経営での失敗談を書いた共同経営で学んだ失敗|実際に経験して感じた意思決定の難しさ
で書いてるので確認しておいてほしい。
とりあえずここで1つアドバイスしておくとするなら、「最終決定権」は誰におくのか?は決めておくべき。
ただまあ私はやっぱり共同経営はしないけどね。
②家賃が安い物件から選ぶ
私が美容室を開くのに選んだ物件は、都市開発がある駅前とはいえ家賃約20万円。
売上との家賃比率で言えばただただ高い。売上が200万はいるぞ。
当時は運命だとか色んな考えからこの物件に決めたわけだが、この家賃20万円という固定費が大きかったことも美容室を潰す1つの原因として外せない。
どんな風に選んで、どんなところが失敗だったのか家賃20万円の物件を選んで後悔した話|固定費が経営に与える影響
で詳しく書いてるので一読してほしい。
読んでもらえば良くわかると思うが、もう一度店舗経営で開業するなら私は家賃が安い物件の中から総合的に選ぶ。
総合的にと言うとわかりにくいかもしれないので、例をあげるとするなら集客方法も含めて、とか見込み売上が最低な月でもまわせていけるか、などしっかり練った上でとにかく家賃は出来るだけ安いものを選ぶ。
固定費は最初は安くした方が致命傷を負わなくて済むからね。
自分の身の丈に合わない高すぎる物件は首を絞めることを学んだからこそ伝えたい。
何事も甘く見積もらないことが大事。
③最初から従業員を雇わない
私は美容室の開店に合わせてオープンスタッフとして従業員を雇ったわけだが、その理由が単純に売上を上げられるということ以外にも女性スタッフが1人欲しかったというのが理由で。
責任とか、技術職だから教育とか安易に考えて雇ってしまっていたわけだ。
そして実際に経営していく中でその責任をまざまざと思い知らされていった。
詳しくは従業員を雇う前に知りたかったこと|抱える責任の大きさと明確な理由
に書いているが、私の中で責任も含めた覚悟と、雇わなければいけない明確な理由が足りていなかった。
また、人件費も固定費。
固定費の恐さは前の段でも話してるから割愛するが、売上が頭打ちになる時に明確な理由と覚悟をもって私なら雇う。
それまでは最初から従業員を雇わないで始める。
④口コミだけに頼らず適切な集客の方法と仕組みを作る
私が美容室を開業するにあたって最初にとった集客の手段がリーフレットによる紹介での口コミという、新規オープンという最大の武器を使った周辺地域への認知広告を全くしないという大胆な手段をとったわけだ。
それはそれは隠れ家的な感じで固定費も安かろうと思いきや、家賃は高いは従業員をやとって人件費もかかるわで大々的に集客しないと採算が合わなくなるような規模で始めてる。
・・・そりゃ潰れるわ。てかよくもったわ3年も。
口コミだけの集客に頼ってその後どうなっていくかの詳しい話は口コミだけに頼った集客で失敗|アプローチが食い違うと最強ツールも効果半減
で醜態をさらしてるので読んでみてほしい。
口コミは確かに強いが、当時の私の美容室にとって最適か?と問われると違かったんだ。
もっとターゲットを明確にして、お店と集客対象者に対して最適な方法とそれが自動的に続くような仕組みを取り入れるようにしていく方が理にかなってる。
⑤会計ソフトなどを使って経理を簡略化する
私は美容室開業時に経理の事も勉強はした。
したが、当時はあまり意味が分からず時間がかかるものだというイメージと、確定申告までに青色申告の仕方を学んでまとめて終わらせればいいと正直経理を舐めていた。
だけど経理こそが経営の要で、お金の流れや数字の管理がどれほど経営判断に影響を与えるのか全く分かっていなかったんだ。
税理士に頼むにはコストがかかり過ぎると思い、ハナから考えていなかった。
意外と最初から必要経費と割り切ってアドバイスをもらっていたら美容室を潰さずにすむようなまた違う結果があったかもしれないね。
たられば論は意味がないけど。
今なら会計ソフトを最初から導入してとにかく経理にかける時間の削減と正確性を重視する。
POSレジを使うことで会計ソフトと連携できて売上が自動で仕訳されるし、
銀行口座も事業用のをつくって連携させれば通帳の仕訳も自動化されるし、
クレジットカードも事業用を作って連携させればこれも仕訳が自動。
確定申告前にバタバタすることもないし、一番は毎月のお金の流れが分かりやすくて管理ができること。
税金の管理もしやすくなって資金ショートをしにくくなる。
資金ショートした私にとって当時一番必要だったのが会計ソフトなんじゃないか?ってくらい重要なところだからもう一回言っとく。
経理を舐めない!
会計ソフトで見え方が一気に変わるよ。
⑥融資を受けるならその前に使用と返済計画まで考える
税金の支払いから資金ショートし出したことに焦りを覚えて、近くの信用金庫の営業の上手い話に乗っかり融資を受けてしまう。
これで私は更に首を絞めることになっていった訳だが。
資金に余裕がなくなってくると精神的にも余裕がなくなってしまい、お金があれば何とかなると思ってしまったんだよね。
原因も改善してないのに何とかなんてなるはずがないのに。
この辺りの詳しい話はお金を借りれば何とかなると思ってた|美容室経営で追加融資を受けた私の失敗
に書いてるので一度読んでみてほしい。
考えなしに融資をうけた私の末路が書いてあるから。
なのでまずその融資を受けて何をどう改善するのか、何に使うのかの使用計画をしっかり明確にしておくこと。
そして返済をどのようにしていくのか返済計画もしっかり立てておくこと。
楽観的に考えず、厳しい状況でも返していけるような返済計画を考えたうえで、その融資をうけることで今の現状を改善出来て最適ならしっかり取り組んでいけばいい。
できれば融資を受けることなく、より良い経営が出来ていることが一番理想なんだけどね。
⑦開業前には必要最低限の経営知識を身につける
ここまであげてきた内容の1つでも厳しくなっていくのに、全部網羅してんだから今思えば
「潰すの当たり前だよ!」
って自分でも思う。よくこれで独立しようなんて思ったな、と。
今までのどの内容も全部経営に関するもので、圧倒的に経営関連の知識不足。
だから共同経営で選んだ物件の家賃も高く、さらに最初から人を雇うのに集客は時間のかかる方法なのに経理は後回しだからお金の流れもわからないまま資金ショートして融資を受けて首を絞めていく。
その最たる話を売上はあったのに美容室を潰した話|経理や経営知識を軽んじた末路
に思いっきり書いてるので一読して置いてほしい。
潰れるべくして美容室を潰したのがよくわかると思う。
どんなに技術に自信があって売上を上げられようとも、今また開業するならその分野の最低限の経営知識は身につけてから開業をする。
学ぼうと思えばどこからでも情報収集できる時代だから知識を身につけるのには困らないはずだ。
大雑把な損益分岐点の金額じゃなく、正確な損益分岐点を把握しておくとか。
経理を簡略化して毎月月次を出してどこが悪いかの経営判断をしやすいように数字を見える化は当たり前に、とか。
税金も含めた資金繰りや管理、その仕方など。
最低限の経営知識がないと、健全な経営状態でお店を守っていくことは難しいぞ。
まとめ
もし同じように店舗経営で開業するなら少なくとも私が失敗した原因があるこの7つのことは絶対に変えてから始める。
当時の同じ場面に戻れるならこうやり直す!みたいなことはたくさんある。
そんな風に後悔しているからこそ、私はこのブログを書き始めた。
同じ失敗をする人を一人でも減らしたい。
それが「事業再建ノート」を続ける理由でもある。
ここまで読んでくれているからこそ伝えたいのが、学ぶことをぜひ続けてほしいということ。
成功している経営者はみな読書家が多い。
そう聞いて私も本をよく読むようになった。
その中で特にためになったもの、面白かったものを下の記事でまとめているから気になったものがあったら手に取ってみてほしい。
個人事業主に本気でおすすめする本一覧|読む前と後とで全然違う
あなたの世界がきっと広がるはずだ。

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